天山山脈トム―-ル峰登山隊が最初に挑戦したのは、1990年7月であった。私は宮嵜氏と共に、トレッキング隊に参加して、主に高山植物の撮影等を主な仕事とした。
中国アクスの町をジープに乗り出発し、まず2100m地点のタカラクという場所を目指す。ここは、倉庫のような建物があり登山隊の荷物も予めここに到着し、ここで馬に登山隊の荷物を積んでキャラバンの出発地であった。
そして2泊3日の3900mのベ-スキャンプ(BC)までのキャラバンが始まった。カメラを手に持っての行進だったが、荷物を載せ運んでいるにもかかわらず、馬の進むスピードが速く,ほとんど撮影はできなかった。途中の宿泊地でわずかな枚数の撮影をした。
ゆっくり撮影できたのは、ほとんどがBCとその少し上であった。
当時は、まだデジタル写真機はなく、フイルムカメラのみであった。フイルムではあるが撮影したものは1枚1枚のスライドフイルムに記録して保存するようにした。
帰ってから植物は植物図鑑を頼りに暇なときに少しずつ調べていったが、その手のプロでないので間違いも覚悟の上であった。また、写真のみの判断もあって、調べてもなかなかわからないことも多かった。わかるまで長くかかることもあった。
その後、時代はデジタル化に向かい、フイルムカメラはすっかり姿を消してしまった。
そして、撮影したスライドフイルムをデジタルに直し、保存しようと考えた。しかしデジタル写真機で1枚1枚複製しなければならず、試しに1枚やってみて、これは大変だとわかり、残念ながらその時はあきらめざるを得なかった。
しかし、その後、アナログフイルムをデジタル化できる機器を販売していることがわかり、スライドフイルムもデジタル化できる事を確かめ、早速それを購入して、全部ではないが、主なものをデジタル化の作業を行ない、パソコンに保存することができた。
このような経過で長い年月がかかってしまったが、1枚ずつバラバラなスライドフイルムもデジタル化できたことは幸いであった。
撮影した植物、主に高山植物ですが、このような植物が現地に咲いていたと記録に残しておくことは大切なことと思います。掲載植物はすべてではありませんが、主な植物は入っていることと思います。ご覧下されば幸いです。
デジタル化 河合が担当
BC(3900m)前後の植物